ガラスというものの素材は無機物であるため、基本的は経年劣化が発生しません。そのため、何もなければ自宅のガラスを交換する必要はないですが、様々な理由から交換した方がよいケースがあります。
当然ですが、ガラスが割れたときには交換しなくてはいけません。ガラスが割れるのには、自然災害や、投石、飛来物、事故などいろいろな原因があります。
何もしなくてもガラスにヒビが入ることがあります。熱割れや錆び割れと呼ばれる現象が起こるとガラスにヒビが入ります。この現象はガラスとその中に入っている金属との熱膨張率の違いにより発生するケースや、中の金属が錆びてしまうことにより発生します。
たとえヒビが小さくても、放置しておくと割れが進行して大きくなり、突然割れて危険が及ぶ恐れもあるので、ひび割れを見つけたら早期に交換することをおすすめします。
築年数が経つと、窓の開閉がスムーズにできなくなったり、すきま風が入ってきたりすることがあります。これは、窓ガラスというよりも窓枠（サッシ）に起因するものですが、サッシの修理ができない場合は窓ガラスも交換しなくてはいけません。
ご指摘の通りに、窓ガラスはどんどん進化していて、様々な機能を持つ商品が各種メーカーから発売されています。窓ガラスを交換すると、断熱効果、遮熱効果、防音効果など多くの効果が得られます。
複層ガラスや真空ガラスなどの断熱性の高いガラスへ交換することで、冷暖房の効きが良くなり省エネ対策にもなります。頑丈なガラスに交換すれば、防犯対策にもなります。